E51エルグランド ハイウェイスターの特注ヒッチメンバー取付が完了しました。スペアタイヤを取り外して付けていまして耐荷重2000kgです。ホビー400を牽引されるそうです。 O様、弊社にて施工して下さいまして誠にありがとうございました。 よく750kgと表示されたキャンピングトレーラーを、ネットショップで購入した汎用品のヒッチメンバーで牽引しようと安易に考える方が多いですが、絶対にやめましょう。 ボートやキャンピングトレーラーなど重量のあるトレーラーを牽引する方は、ヒッチメンバー取付業務に精通した工場で作業しなければなりません。また自分で付けるのは極力避けた方が良いでしょう。 穴加工が必要なヒッチメンバーで指定の位置に正しい穴径の穴をきちんと明けるのは慣れない方には非常に難しく、穴が合わないからと穴を広げて付けても絶対に強度が出ませんから。 但し、ランクル100等フレーム車に取り付けるヒッチメンバーで無加工ボルトオンで取り付けられるクラスC表記の物なら、自分で取り付けても、ほとんどの国産ヒッチで1.5t程度の牽引ならビクともしないと思いますよ。 ヒッチ屋としては推奨出来ないけど。 ヒッチメンバーのトラブル事例で聞くのはモノコック車に取り付けたヒッチメンバーばかりです。 ヒッチ本体が壊れたなんて聞いた事無い。片側外れてぐにゃっと曲がったのは見た事有るけど。 ヒッチメンバー本体の強度じゃなく、取り付けた状態での強度が大事なので、どういう風に付いているかが最も大事。 また特に重量の有るトレーラーを牽引している方は、定期点検をきちんと行わなければなりません。耐荷重以内での牽引だから一生物と思うのはマチガイです。ブレーキだって車検の時に分解整備するでしょ。 同じ重要保安部品の連結器です。 でもディーラーや街の整備工場で車検の際に正しくヒッチメンバーの点検を行える工場は少ないと思うので、購入したショップや工場に時々遊びに行きがtら点検してもらうのはとても良いと思いますよ。 運行前点検は運転者の義務です。装着したら一生物と思うのは大きな勘違い。 連結時や運行時に普段となんか違うなあと思ったら、直ぐにしっかり点検してね。 この画像は昔のブログにも掲載したけど、弊社より西の方のヒッチメーカーがニッサンリバティに取り付けた750kg対応表記の特注ヒッチメンバー。特注なのでそのヒッチメーカーが取付施工しています。 取付穴の周りにクラックが入ってしまっています。これが取付部に起こる損傷です。 この方はヒッチがなんとなくグラグラすると言うので弊社に西の方からお越しになり、弊社でヒッチメンバーを作り直しました。 これも弊社より西の方のヒッチメンバーメーカーのイプサム用ヒッチ。 内装側に構造材があるわけでもないので、ちょっと論外でしょ。 アメリカンヒッチのホンダシビック用ヒッチメンバー 2000LBS(908kg)表記 http://sitepro12.sitepro.com/masterlibrary/11209/installsheet/CM_11209_INS.pdf これも論外だと思う。 海外メーカー含むヒッチメンバーの表記数値なんてアテにならない物がたくさんある。 日本はガソリンさえ入れてれば車は走るモンだと思ってる人が多くて、ボンネットなんて購入から売却まで一度も開けた事無い人が多いでしょ。DIYの国の方達とは自動車に対しての考え方がそもそも違う。 アメリカのネット掲示板(Forum)にも時々ヒッチメンバーの損傷に関する投稿がありますよ。 点検は大事です。 http://www.dieseltruckresource.com/dev/cracked-trailer-hitch-t55235.html http://forums.aaca.org/f196/stress-cracks-trailer-hitch-284091.html |