ヒッチコンセント よもや話
手配しているので、唐突に書き始めたが

Us9pinなるコンセントが存在する。
付けた実績をupしたのはこの弊社サイト
V350特注ヒッチメンバー


全部同じアメリカン車載トレーラーのお客様なんだが、定期的に牽引車が変わるので、そのたびにアメリカントレーラーのホットトラックス に連絡して仕入れる訳






ちなみにこれが配線図。


尚、国内で間違って、よくUS7PINと呼ばれるこれ、
弊社では20年程前から自社ロゴをメーカーに依頼して入れている




配線図はこれ。重要なアースが他のより太いので安心。
最も信頼性があり、作業慣れもしているので、他の物が付いていても、これに交換してしまう事があります。


フタを開けると、丸いピンが7極ある。


でもUSと言うからにはアメリカのユナイテッドステイツの略か?
と思うが、これはJIS規格(日本工業規格) で国交省のキャンピングトレーラー等構造基準にも定められた JISⅠ種7極 という規格。
だから、私は JIS7極と呼ぶ。
街で見る大型トレーラーも同じ規格の物を使ってます。
ただあちらは、型式認定された 小糸製作所や七星技研 の物が使われてますが、規格、ピン配置は同じ。



ちなみに、キャンピングトレーラー等構造基準には JISⅡ種12極 なんて物も有るが、実は未だに現物を見た事が無い。


で、私が言うUS7PINは


こっちのタイプ。アメリカからの並行輸入車にはコレが最初から付いている。
画像はハマーH2に最初から付いて居た物。
フタに書いて有るとおり、配線はアメリカの道交法。
日本はウィンカーがオレンジですが、アメリカは赤だけで、
弱く光って尾灯
強く光って制動灯
強く点滅で方向指示
です。
よって、アメリカ平端子7pinの配線はその様になっており、日本では使えないで
す。
現行カマロとか、赤しか無いですよね。
北米並行車は後退灯にオレンジバルブを入れて、方向指示に使い、バンパー下に
ぶら下げた後退灯を追加で付けて居ます。
話がそれました。

フタを開けるとフラットブレードの7PINがある。



当然、日本のJIS7極とは異なるから使えない。


日本でJIS7極を US7PIN と呼ぶようになった経緯は、ホットトラックス社も同意見だったが、私がこの仕事を始めた1990年代初頭はヒッチメンバーを付ける車なんて、「四駆」だけだった。
エスコヒッチという乗用車用の物も存在したが、ヒッチメンバーを付けたい人は四駆ショップに買いに行くのが当然で、その頃、ディックシーペックジャパンという四駆パーツ輸入会社が 
アメリカの DRAW-TITE 製レシーバーヒッチを売っていた。 当時流行っていた、130系サーフやビッグホーンはみんなDRAW-TITE製を付けて居た。

話がそれるが、だからドロータイトは今でもアメリカンヒッチの代名詞になっているが、今アメリカで最もイキオイのあるトレーラーヒッチ メーカーはCURTだと思う。ドロータイトは、なんか他の多くの会社と合併してしまったようで、なんのブランドなんだか解らなくなってきた。
思うに、米国に行けばわかるが、アメリカではほとんどの人がピックアップトラックかSUVでトレーラーを牽引する。現在、これらの車種はメーカー純正でレシーバーヒッチが付いているのが当たり前で、アメリカではアフターマーケット品を買う人が極端に少なくなってしまったのだと思う。だからランドクルーザープラドや200には DRAW-TITE や REESE からも商品の設定が無い。ヘビータイプを出しているメーカーはあるが。

当時コンセントはアメリカのPOLLAK製をセットで販売していたから、それが一般的に普及した。
そのPOLLAK製コンセントのフタにはこう書かれていた

                      BOSTON
          POLLAK
              U.S.A




だから日本ではJIS7極が US7PIN 
と呼ばれるようになったのだとホットトラックスとは意見の一致があった。
ただ、JIS7極 も元々アメリカから渡ってきた物で、アメリカの大型トラックではJIS7極と同じ規格の物を使ってる。と言う事はやっぱり US7PINか。。。。 


そのポラック ボストン USA も台湾から輸入した物にこんなのが混じってた



ポラック タイワンになってた。
となると今後はTW7PINか


更にヨーロッパには別の規格があって
EU7pin






EU13pin



なんてのもある。
ちなみに、EU13pinは個人的に好きではない。結局、全体の大きさは他のタイプと大差無いのに、13pin詰め込んであるから、一本一本のpinが細い。結局導通が悪いから、アースなんて、三本取ってるし、尾灯も左右別々に。よくよく考えると結局7本で足りるじゃん。樹脂製で耐久性も劣るし。回転させて接続する構造も、たまに壊れるし。
アルミ製のJIS7pinは一本一本のpinが太いしアースは更に太い。
私のトレーラーにEu13pinが付いてたら、JIS7pinに替えちゃう。

私は作業した事が無いが、一見EU7pinに見えるけど、回りに細いピンの付いた、EU13pinの古いタイプなんてのも有る。



時々、中古でキャンピングトレーラーを購入するお客様から問い合わせを受けるが、お客様も何が付いてるか詳しくない場合が多いので、トレーラーの連結部付近の画像を数枚送って貰わないと、部品の準備しようがない。
「今探してるんです。とりあえずヒッチ付ける」
みたいな話の時は、決まってからもう一度ご連絡下さいねって。


このEU13pin
9番と10番がイグニッションオンで12Vが流れるように配線をする事によって、走行充電という何とも魅力的な言葉の配線がある。
確かにキャンピングトレーラーなど、トレーラーにバッテリーが積んであって、尚且つ平日に充電器をかけられない駐車環境等の方の場合、目的地に向かって走行するときにトレーラーのバッテリーが充電されて、現地で使い放題になるなら夢のような話だが、現実は甘くない。

そもそも、今時の牽引車に使うような車両は車両のバッテリーそのものがあまり大きくない。
1990年代のサーフ130系ディーゼル車や40系パジェロなどは、100AHくらいのバッテリーが二個も付いてた。
当然発電能力も高い大きなオルタネーターが付いてて、ニコチャンマークの付いた後付けフォグランプを何個も付けて、余裕の電力量だった。

でも今は各車両メーカーが燃費にしのぎを削っている時代。
大きなオルタネーターはアイドリングしてるだけでも大きな負荷となり、燃費に悪影響なのは明らか。
灯火類をLEDにして電力消費量を少なくするのは、燃費の為でもあるわけで、例えランクルでも自車に必要な電力を賄えるだけの計算し尽くされた必要最低限のオルタネーターしか付いて居ない。
つまり、牽引車に装備されるよりも大きなバッテリーが2個付いたトレーラーのバッテリーを十分に充電させられるような、余った電気は無いのです。
先述したように、EU13pinはpinの一本一本がとても細い。
当然十分な電流量が流れない。

アイソレーター付けて牽引車のバッテリーを保護しつつ、サブバッテリーの充電は確かにないよりマシだが、私はそんなトラブルの元でもある配線を行うくらいなら、キャンピングトレーラーの屋根にソーラーパネルと、室内にチャージコントローラーを付けましょうと提案する。
その方が遥かに効果的。
初めて牽引する方が、接続したがりますけど、弊社のお客様でも二回目以降のヒッチメンバー取付の際は「無くて良い」ってだいたい言われます。


余談だが、 レシーバーヒッチ 
レシーバーとは、ボールマウントを差し込む四角い穴のことで、 
受け口 レシーブする の事です。
たまにボールマウントの事を「レシーバー欲しいんだけど」 と言われるが間違いである。

http://fukushin-ind.com/

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【2015/06/25 08:57 】 | 未選択
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